結婚式で新郎が着用するドレスシューズは、見落とされがちですが非常に重要なアイテムです。一生の思い出となる特別な日だからこそ、タキシードに合わせた適切なシューズ選びが必要です。
格式のある場に相応しいドレスシューズを選ぶことで、洗練された印象を与え、全体のコーディネートを完成させることができます。
結婚式では、フォーマルな装いが求められるため、ビジネスシューズやカジュアルな靴ではなく、正しいマナーに沿ったドレスシューズを選ぶことが非常に大切です。
また、フォーマルなシーンおけるドレスシューズにはいくつかの種類があり、選ぶシューズのデザインや素材によって印象が大きく変わります。正式には昼の結婚式と夜の結婚式でも適した靴の種類が異なるため、TPOに応じた選択も重要です。
本記事では、新郎様に最適なドレスシューズの種類、デザイン、特徴、選び方について詳しく解説していきます。
なぜ新郎のシューズ選びが重要?
結婚式当日、新郎は長時間立ち続けているため、足元がゲストから見えているシーンが多くあります。また、忘れてはならない新婦様をエスコートするという大切な役目。
そしてゲストから新郎様のタキシード姿は常に見られているため、足元も新郎様のコーディネートには欠かせないアイテムの一つです。
新郎様のドレスシューズは見た目だけではなく、履き心地や過ごしやすさも重要な要素となってきます。また、写真撮影の際にはシューズもしっかり映り込むため、全体的な装いの印象を左右する重要なアイテムと言えます。
シューズの種類
新郎様の装いに相応しいドレスシューズは大きく分けて3つの種類があります。
エナメルシューズ
エナメル素材のレースアップシューズ。
エナメルシューズは、結婚式で最も格式の高いフォーマルシューズとされています。光沢のあるエナメル素材は、婚礼やパーティーなどの夜のイベントに最適であり、格式の高い場での着用が推奨されます。
現代の婚礼・パーティーシーンでは昼夜問わず履けるドレスシューズですので、格式高い結婚式をイメージされている方にはおすすめのシューズです。
ストレートチップ
皆さまも身近である一般的な革靴です。
内羽根式のストレートチップは、フォーマルな場にふさわしい革靴の代表格です。シンプルながら上品で誠実な印象を与えるため、結婚式やビジネスシーンでも活躍する汎用性の高さが魅力です。
ただし、シューズのデザインには注意が必要であり、すべての革靴が新郎の装いに相応しいとは限りません。特に普段仕事で履いている革靴やプライベートで使っているカジュアルな革靴などはおすすめしません。
理由として一生に一度の節目だからこそ、結婚式という場だからこそ、たとえ同じ革靴であっても新しいストレートチップのシューズを履いて新婦様をエスコートしていただくことをおすすめします。
新婦様のドレス姿とのバランスも非常に大事になるため、革靴を選ぶ際はお二人の並んだ姿をイメージをしてみてください。
オペラパンプス
オペラパンプスは、紐のないパンプスタイプのドレスシューズで、タキシードとの相性はもちろんウェディングドレスとの相性も抜群です。もともとは夜のパーティーで履かれていたシューズで、ドレスの裾もとが引っかからずエスコートしやすいようにと靴紐が排除された形になっています。
オペラパンプスは、リボンが付いたデザインが特徴的で、よりフォーマルな印象を演出できます。
クラシックな結婚式がコンセプトな方やタキシードの伝統的なスタイル、人とは違った個性が光るスタイルがお好み方にはオペラパンプスはピッタリなシューズです。
シューズのデザイン
フォーマルシューズには、デザインによって異なる格式があります。代表的なデザインを紹介します。
以下の4つは革靴におけるデザインですので、シューズを選ぶ際に注目してみてください。
プレーントゥ
つま先に装飾のないシンプルなデザインで、フォーマルな場面にも適した革靴です。無駄のないスタイルが上品な印象を与え、幅広いフォーマルシーンで使用可能です。
ストレートチップ
つま先に一本のステッチが入ったデザインで、ビジネスからフォーマルまで幅広く対応できます。結婚式での着用に適したデザインとして人気があります。
内羽根式(バルモラル)
靴紐を通す部分が革と一体化しているデザインで、格式の高さが特徴です。クラシックなフォーマルシューズとして、結婚式や公式な場で好まれます。
ちなみにバルモラルは内羽根式の別名で、英国王室に由来する格式あるデザインのことを指します。
外羽根式
羽根が外側に開いたデザインで、フォーマルシーンよりもカジュアルな印象を与えます。ビジネスシーンでは使用できますが、結婚式ではあまり推奨されません。
外羽根式に関しては、プレーントゥ・ストレートチップに限らず、カジュアルな革靴になるため結婚式で使用するのは控えましょう。
エナメルシューズの特徴
次にエナメルシューズの特徴について紹介します。
エナメル素材のシューズは、今でこそ普段のオシャレとして履く方が増えましたが、結婚式のシーンにおいてはまだまだそこまで多くはないです。
しかし、結婚式のシーンでは革靴よりもエナメルシューズの方が格式高く、ウェディングドレスとも相性が良いため、結婚式にもぴったりなシューズです。
エナメルシューズの特徴は以下の5点が挙げられます。
光沢感
エナメルシューズは、美しい光沢が特徴で、フォーマルなシーンにおいて華やかさを演出します。
また、新婦様のドレス姿と並んだときや挙式の際のヴァージンロードを歩くとき、写真撮影などのタイミングで非常に綺麗に見えて、お二人の姿をより引き立たせてくれます。
紳士のエチケット
革靴は清潔さや美しさを保つために日頃からケアを行いますが、その際に必ず靴墨やクリームなどを使用します。
しかし、オペラパンプスは靴墨を必要としないため、女性のドレスを汚さないという配慮から誕生したとされています。
フォーマル度の高さ
エナメルシューズは、特に夜の結婚式や格式の高い場での着用が推奨されています。
なお現代の結婚式では昼夜問わず着用が許されている格式の高いドレスシューズです。
歴史的背景
ヨーロッパの舞踏会で使用されていた伝統的な靴であり、その格式は今も受け継がれています。
デザインバリエーション
紐付きタイプやパンプスなど、さまざまなデザインが存在します。
またデザイン性のあるものやベルベット生地で色を使ったパンプスもあるため、ご自身のタキシードの理想とするスタイルや結婚式当日の装い(お色直しの有無など)をイメージして選ぶことが重要です。
新郎シューズの選び方
TPOに応じた選択
結婚式の時間帯や会場の雰囲気に合わせて靴を選びましょう。
夜の結婚式ではエナメルシューズ、昼間の結婚式では内羽根式のプレーントゥやストレートチップが適しています。
素材の選び方
エナメル素材は華やかさを演出しますが、シンプルな革靴も格式のある装いに適しています。
素材によって印象が変わるため、衣装とのバランスを考慮しましょう。
サイズと履き心地
長時間履くことを考え、サイズが合った靴を選ぶことが大切です。新しい靴を履く場合は、事前に履き慣らしておくと快適に過ごせます。
なおパンプスに関しては、革靴との製造方法が異なるため、革靴よりも革は伸びにくい印象です。
そのためサイズ選びは入念にチェックすることをおすすめします。
新郎シューズを選ぶポイント
会場に合わせる
結婚式の会場やドレスコードに適した靴を選びましょう。
格式の高いホテルウェディングではエナメルシューズ、カジュアルなガーデンウェディングではシンプルな革靴が適しています。
デザインに注意
カジュアルすぎるデザインは避け、格式に合った靴を選ぶことが大切です。
季節を考慮
季節に合った素材やデザインの靴を選ぶと、快適に過ごせます。
サイドステッチとのバランス
タキシードのパンツの側章(サイドライン)が太い場合はエナメルシューズ、細い場合は革靴を合わせるなど、パンツにもシルク素材を扱っているため、パンツのデザインも考慮して選びましょう。
個人のスタイルを反映
結婚式は特別な日だからこそ、自分のスタイルやテーマに合った一足を選ぶことも大切です。
まとめ
新郎の靴選びは、結婚式の装い全体の印象を左右する重要な要素です。
フォーマル度やTPOに合わせた靴を選び、特別な日にふさわしいスタイルを完成させましょう。